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箱豆腐
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非公開
自己紹介:
病名:都会中毒、PC中毒、ゲーム中毒、妄想性

備考:最近ようやく世間慣れしはじめました。

早く大人になりたい一方子供で居たい矛盾で構成されてる。

内向的なので交友関係が狭く浅い。

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12:20
某県立某学園購買部




「……………。」
「……鮫…っ子?」
「……何してんだよ…選べよ好きなやつ」
「…じゃあ…こr「いっいいいきなりホワイトは無理っ!!絶対無理っっ!!!!!!」
「俺チョコはホワイト以外受け付けないんだけど」
「嘘吐けぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇ!!!!!去年のあれはなんだったんだ!?俺の目の前でミルクチョコレート喰ってただろっ!!?」
「Whichで訊かれたらホワイトチョコレートを選ぶ主義だから。それにあれは愛しい鮫っ子を泣き止ませるためにやむを得なく。」
「愛しいとか…恥ずかしい奴だな…。」
「鮫っ子にだからさ。さて、どうする?克服したいんだろ?重度甘味恐怖症。略してHSP。」
「…は?」
「Hard Sweet Phobiaの略だよ。」
「自作したな頭でっかちめ…。」
「お褒めに与り光栄です。」
「…………っ……すいませんこれ下さい。」
「はーい。105円です…105円丁度、お預かりします。有り難うございましたー。」
「お…買えたじゃない。偉い偉い。」
「…………………………………………………。」
「?鮫っ子?」


バタンッ!

「…気絶してるし…克服への道のりは長いなぁ…。」


おわり


バレンタインネタ=ギャグネタ状態の私はホワイトチョコレート派です。千冷芽の甘味恐怖症は克服出来るのだろうか…?難しい課題だぞこれ。


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「じゃあ、仕事も終わったことだし、あけましておめでとー。」
「…あぁ…」
「…あり?あまりノってないね。どうしたの?」
「……った……」
「はい?」
「人混みに…酔った…」
「……………人じゃないのに…?」
「悪かったな…人じゃないけど酔うんだよ……。」
「………マジで?」
「…気持ち悪い…」
「しょうがないなぁ…姫初めは明日にしようか」
「……は?」
「本当は今日寝ないでしたかったけど…残念だなぁ…。まっ今日分は明日取り返しましょ!だから明日は予定無しにしておいてね♪」
「………(最悪だ………………)」



耳を塞ぎたいくらいツッコミ所満載なイオと可哀想なゼロでした★
「今日も凄い人が居たねぇ。」
「そうネ…人間が沢山願を託シに来たワ」
「人は願いを託すだけ託して後は何もしない。まったく、厭な生き物だ。」
「…そウね、でも純粋ナ願いハ綺麗なノよ。ほラ…」

『あの人…せ…でありま…に…』

「…他人を想える余裕があるんだろ。」
「デも、他人の幸せを純粋に想エる人は少なイわ。余裕がアってもナくても他人ヲ想えル事は素晴らシい事よ」
「へぇ…」
「…アナタにハ解らなイわね。多分一生。」
「………解りたくも無いがな。」



初詣な狐白姫と鬼神様。

「うぅ…寒い…」
「冬の早朝だからな。寒いだろう。」
「アンタ…上も着ずに寒くないのか…?」
「あぁ、寒くない。」
「…嘘だぁ。僕の手冷たいじゃないか。」
「だから、暖めてるんだ。そのために上無しなんだ。お望みならば下m「慎んで御遠慮致します。」
「てか昨日寒いから一緒に寝よって言ったの誰だ。」
「除夜の鐘聞かないと歳とれないんだろ?だから全部聞いてたんだよ。」
「……………そうか。」
「そうだよ。って何その哀れむ様な目は」
「……別に。」
「絶対馬鹿って思ってるよね?」
「…………………………………………………。」
「……眠…二度寝するね。夜寝れなくて…」
「…ドキドキした?」
「ちっ違うよ馬鹿っ!!自惚れないでよねっ//////」
「へぇ~…( ̄ー ̄)」
「……っ……//////////////////」

サティスが上着を着てなくてドキドキして寝れなかったリーン君でした。
「はぁ…もうすっかり冬だな…」

ある冬の晩の事です。
一軒の家の一室に、少年がいました。
少年は窓から空を見上げていました。ただただ見上げていました。

すると部屋の扉がキィと音を立てて開きました。

「…誰?」
「貴殿を迎え参った者だ。」

男は少年に歩み寄ります。男は肌と目以外全てが漆黒で、一瞬見ただけじゃ何処にいるのか分からなくなるほどでした。

「…迎えなんて要りません。」
「…待ち人がいるのか」
「はい。その人が僕を迎えに来てくれます。だから必要ない。」
「…そうか」

少年は頑なになって男と行く事を拒みました。

「……貴殿も気付いているだろう?いくら待っても待ち人来てはくれない。」
「………」

冷たい手が頬を撫でました。

「貴殿は人ではない。だから待ち人が貴殿の隣にいても気付きはしない。」
「…いや…!!」

少年は全てを否定しました。全て、忘れたい事だったから、けれど己の過去に気付いてしまったから。

「真実は、貴殿の目で確かめると良い」

そういって男は錆び付いた鍵を差し出しました。少年は一瞬躊躇いましたが、やがてその鍵を手に取りました。



悲鳴、悲鳴

『ぎゃ…ぁ…!』
『あなたっ!?止めて下さいあなたっ!!』
『パパっ!どうしちゃったのぱっキャー!!!!』

外がうるさくて、部屋から出てみた。
廊下には倒れたママと姉さんと所々に赤い服を着たパパ。
歩み寄るとパチャっと音がする。足に温かい水の様な感触が広がった。

『…パパ?』
『…ごめんな…こんな…パパで…』

パパの前に来たとき、お腹が熱くなった。それと同時に辺りが暗くなる。

『パパも…今…逝くからな…っ…』

その言葉を聞いた瞬間、辺りは暗闇に包み込まれた。



「…パパも…しょうがなかったんだよね。」
「……時間だ。」
「……はい」

少年はふと、窓の外を見る。すると、暗い空から雪が舞い落ちていました。

「雪だ…」
「…祝福しているのかもな」
「え?」
「なんでもない。そろそろ行くぞ」
「うん」

男が少年の手を引くと、少年は急な眠気に襲われました。
それは決して抗える物ではありませんでした……。



ある街の病院の一室に、青年が横たわっています。その傍らには別の青年が座っていました。

「…あ…雪だ。」

座っていた青年が窓の方に歩み寄ります。外にはチラチラと雪が舞っていました。

「ホワイトクリスマスだな…」

眼下には鮮やかで煌びやかなイルミネーションが街を飾り付けています。

「…今年はお前の好きな雪がいっぱい降ってるぞ。早く起きないと溶けて消えちまうからな。だから…今年こそ…」
「……ん…」
「……え?」


横たわっている青年の瞼がゆっくり開きました。そして瞳は、はっきりと青年を映し


「……迎えに…来て…くれたんだ…ね」

そう、言いました。



そんな、ある雪の日の奇跡の物語……


終わり

-----------------
童話風味にクリスマス話
二~三年前に書いた話のリメイク版です。
話のすじは
昔一家心中があって生き残ったけど何年か意識不明だった少年の話
です。途中文章全部消えやがりましたけど気力で耐えました。泣きながら耐えましたとも!


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