台詞のみ短編集
おまけ壱屋上編
「綾は昔駄菓子屋に通ってたんだよ。」
「へぇ。」
「いつもあんパン買ってたんだ。」
「俺もあんパン好きだぜ。」
「で、なんで毎日あんパン買ってるのか訊いたの。」
「んで?」
「アソ〇ソマソに会いたいからだって。」
「…………。」
「あれ?淳は?」
「パン工場に闇討ちしに」
綾の望みは全部叶えたい淳
おまけ弐登校編
「あ、希ちゃん寝癖」
「ん~…なかなか直らなくてさ。」
「じゃあ私のピンあげるね。いっぱいあるから。」
「ありがとう綾。」
「あれ?希ちゃんピンは?」
「あ…うん。その…。」
淳に譲ってくださいとか言われたとは言えない。
おまけ参お昼寝編
「すぴー…くー…。」
「ふふ…綾ってば可愛い…。」
パシャッパシャッ
「アルバムの内容が充実していくな。」
「どうでもいいけど充実していく=ストーカーに近づく、だからね淳。」
淳の場合無意識だから質が悪い。
おまけ四ジャックランタン編
「ハロウィンって楽しいね淳。」
「(魔女コス可愛い…!)まぁ子供向けイベントだからな。」
「子供扱い無しだよ淳~…。」
「あいあい分かりましたよ魔女っ子さん。あんまり可愛いと…狼さんが食べ―――」
パンパンッ!
「あっははは。やっばいなーこれ、実弾入ってたよ。あっははははは。」
「の、希ちゃん!なんで猟師の格好を…?」
だって狼見てると討ち取りたくなるんだもの。
おまけ伍.壱夏休みプール編
「綾遅いな」
「まさか…誰かに襲われt「そんな反応はないから平気だろ。」
「淳って偶に気持ち悪いよね。」
「希も偶にマジで怖いぞ。こないだ綾を邪な目で見てた不良、未だに目を覚まさないんだとよ。」
「ドブに捨てといたのに…チッ」
「(カマかけだったのに…やっぱりコイツ始末したのか…。)」
「あの人かっこいいー…。」
「隣の子も良いわよね~…。」
「二人の周り…目立つから行きたくないよ~…ふぇぇ…。」
視覚的には美形だが中身が伴っているとは限らない。
おまけ六夏休み宿題編
「此処をχとして…うんそう…それで…。」
「あぁ判った!!有り難う希ちゃん!」
「綾は飲み込みが早いから教えやすいね。」
「のーぞーむー…お前の名前って希望の希だよな?」
「何年の付き合いだよ…そうだよ。てか何書いてるの淳は。」
「あ、それ作文だよね。物語書くか先生の出した事柄についての論文か選ぶやつ。」
「あぁ、俺は物語にしようと思ってな。ほら、ファンタジー系ホラーガンアクションミステリー。」
「はぁ。ちょっと見せて………………………………………………………………………………。」
バンッ
「ナニコレ?」
「だから、ファンタジーk「くどい。そうじゃなくて、なんで僕が綾に嫌われてる役なのっ!!?」
「何を言うか、最終的には同情のキスがある役だぞ。羨ましい。」
「ちょっとは自重したら!?そんなの嬉しくないよ!!」
「わ、私ちゃんと希ちゃんが好きだよ?」
「僕もだよ綾。それより淳!こらっ淳っ!!!原稿用紙と筆記具持って逃げるなこの野郎ーーー!!!!」
愛と欲望の賜物。
おまけ七飴玉編
「綾って確かキャンディー好きだよね、はいあげる。」
「あぅ…ごめん希ちゃん、この間いっぱい貰っちゃったから…。」
「どのくらい?」
「段ボール一箱」
「淳の仕業か…。」
こういうこと=淳の図式
おまけ八手品編
「ん~ん~…。」
「……………………………。」
「……………………………。」
「わかんないよ~…どうしとどっちにも入ってないの????」
「「(真面目に考える綾可愛いっ!!!!)」」
綾の可愛さポイントは同じ。
おまけ九淳と未来編
「あ…あのね、淳。そ、その…」
「?どうした綾。」
「あ…あ…。」
「…あ?」
「あ…あ、赤ちゃん…出来た…かも…。」
…………………………………………ガシャン!!!
「あぁ!お茶碗がっ!」
「ほっ本当かっ!?本当に赤ん坊がっ!!?えぇっとこんな時は確か清潔なタオルを…!」
「それは出産だよっ!!」
「そっそうか。じ、じゃあ温かいお湯を!!」
「それも出産だよ…。」
混乱しすぎてあまり頼りにならない。
おまけ十希と未来編
「綾のお腹、大きくなったね。」
「もう直ぐ臨月だもん。あーぁ早く生まれないかなぁ…。あ、今動いたかも。」
「本当?聞かせて………。」
『ママだーいすき…おおきくなったらママのおむこさんになるんだぁ…あはは…。』
「………ん…?」
「どうしたの?聞こえなかった?」
「ん…いや…聞こえた…よ。」
「そっか。」
「(綾には悪いけど…今すんごくこの赤ん坊絞め殺したくなった…。)」
蛙の子は蛙になります。
終わりー!
PR