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箱豆腐
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非公開
自己紹介:
病名:都会中毒、PC中毒、ゲーム中毒、妄想性

備考:最近ようやく世間慣れしはじめました。

早く大人になりたい一方子供で居たい矛盾で構成されてる。

内向的なので交友関係が狭く浅い。

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シアワセになるためアナタのシアワセを切る。
私の欲暴のためにアナタのシアワセを奪う。
独りで堕ちていくのは厭なの。
独りでは狂いたくないの。
アナタが欲しいの。
アナタだけが私の全てだから。
アナタ>>>世界が私の方程式よ?

狂え狂えと誰かが言うの。
奪え奪えと心が言うの。
幸を切る交際。コウサイ。幸切。

あいつと居るアナタは嫌い。
その笑顔をあいつに見せないで!
私以外の誰にも見せないで!魅せないで!!
私、知ってるんだから。その笑顔が特別だって。
アナタがあいつを好きだって、知ってるんだから!!!!

両思いだものね。二人で居る時は、とてもシアワセそう。
だから、私はそのシアワセを切りに行くの。
鞄の中の包丁で、切りに行くのよ。
そしてアナタを私だけの物にするの。今からとっても楽しみなの。


駅のホームのアナウンス。“まもなく2番線に電車が参ります。”
この電車はシアワセへの電車、そしてあいつの最期に繋がる。
さぁ電車よ早く来て!待ち遠しいわ。とても、とても!
あのカーブを曲がって電車が来る。早く速くハヤク!
そして電車のライトが見えたとき


後ろから声


“あんたなんかに殺されるわけ無いでしょ?”

“詰めが甘いんだよ、勘違いストーカー女。”

“最期に言っておくけど、拓はもう俺のだから、お前なんかに奪えやしないんだよ。”

“だから、  サ  ヨ  ナ  ラ  ”

背中に軽い衝撃。

浮遊感

また衝撃。

周囲の音が遠い。
悲鳴や怒号、全てが遠い。
視界の端には、あいつの―香山琴葉の姿。
無表情の奥の、残酷なまでのエゴイスティックな笑み。
その笑みに、恐怖を覚えた。
そして理解した。
あぁ、こいつは私なんかより、もっとずっと狂ってる。
羽木谷君のためなら、世界を滅ぼす事すら厭わないだろうし、

私を消す事も、罪悪無しにやってのける。
それが、“義務”であるかのように。

眩い光が迫る。
一瞬、私の身に何が起きているのか、私が何処に居るのか判らなかった。
光の方に顔を向ける。











「拓。俺だよ。琴葉。」
「あ…こ、と?」

俺はあいつを始末した後、拓の住むアパートに足を運んだ。
最近はストーカー被害で、まるっきり外に出られなくなった拓。大学も休学している。
その拓のために、食料や生活消耗品を届けるのが俺の役目。
つまり、拓が自分の領域に入れるのを許したのは俺だけ。
それは、嬉しい事。

「入って良い?」
「待って…今部屋ごちゃごちゃだから…。」
「片付け、手伝うよ。」
「いっいいよ!僕片付け得意なんだから!」

また、幻覚が見えて暴れたのかもしれない。
隣人は夜遅くに帰ってくる人だし、他の部屋の人はそもそも知らん振りだろう。

「いーや、拓は偶に片付けるものに埋もれてたりするから危ないじゃないか。」
「そっそんなことないよぉー!!!」

よかった、何時もの拓だ。

「拓、もう大丈夫だよ。」
「?どうして?」

あいつは俺が始末したから…とは言えない。
言ってしまったら…拓が壊れるかもしれないから。

「あいつ…事故ったみたいだし。」

暫くはこないでしょ?と付け足す。
なんとなく、拓が安心してくれた気がした。

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琴拓←ストーカー女話。
琴葉が女を線路に突き落として殺した話です。
最初ここまで続けるつもり無かったんだけどね!
幸切というのはこうさいと読む当て字シリーズの一つです。交際とかけてるようなかけてないような。
因みに拓は大学生、琴葉は専門学校生です。

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