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箱豆腐
性別:
非公開
自己紹介:
病名:都会中毒、PC中毒、ゲーム中毒、妄想性

備考:最近ようやく世間慣れしはじめました。

早く大人になりたい一方子供で居たい矛盾で構成されてる。

内向的なので交友関係が狭く浅い。

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「お前なんか生まれてこなきゃ良かったんだ。」

12月11日、泉は阿部にそう言った。

「泉…。」
「そしたら、こんな思いせずに済んだ。」

2人しかいない更衣室で、泉は呟く様に口を開く。

「俺は阿部が嫌いだ。」
「…知ってる。」
「三橋にうぜぇ位世話焼いたりするところも、数学得意な所も、たれ目も、声も、野球に真剣な所も、榛名を忘れられなくて泣いている所も、嫌いだ。」

その口から止めどなく零れる言葉は、真っ直ぐ阿部に向かっていた。

「でも、好きだ。」
「…っ…!」
「そうやって赤くなるのも嫌いな筈なのに、三橋にうぜぇ位世話焼いたりする所も、数学得意な所も、たれ目も、声も、野球に真剣な所も、榛名を忘れられなくて泣いている所も、俺の好きに反応して赤くなる所も、愛してる。」

そう言って泉は、阿部に触れるだけのキスをした。

「お前がいなきゃ、こんな思いせずに済んだ。お前がいなかったら、こんな気持ちを知らずに終わっていた。」

こんな幸せな気持ちは、後にも先にもねぇな。と泉は独り言のように呟く。
そして泉は、阿部の体に手を回し、引き寄せた。

「好きだよ。阿部。」

だから、産まれてくれてありがとな。と泉は阿部に耳打ちした。



(矛盾を孕んだ俺とお前の関係は、きっと捻切れるまでこのままなのだろうと、漠然と感じた。)


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泉は辛辣だけど阿部が大好きだといいなっ!
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