「…」
「どうしたの?藤君」
「アシタバ」
「え?」
彼の指差す先には、何種類かの茶葉をブレンドしたと謳うお茶のペットボトルがあった。
ラベルに茶葉の名前が書かれていて、藤君はそれを指差しているらしい。
僕は茶葉の名前を右端から確認していく。
「あ…」
“明日葉”
一番左に書かれているそれを、藤君は指でなぞった。
「ちょっと感動」
「感動って…」
その後、藤君はそのお茶をお買い上げ。
僕はというと、やはり気恥ずかしくなって、でも嬉しくて。
藤君の方をまともに見れずにいた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
爽健美茶の衝撃(笑)
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