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箱豆腐
性別:
非公開
自己紹介:
病名:都会中毒、PC中毒、ゲーム中毒、妄想性

備考:最近ようやく世間慣れしはじめました。

早く大人になりたい一方子供で居たい矛盾で構成されてる。

内向的なので交友関係が狭く浅い。

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「…」
「どうしたの?藤君」
「アシタバ」
「え?」

彼の指差す先には、何種類かの茶葉をブレンドしたと謳うお茶のペットボトルがあった。
ラベルに茶葉の名前が書かれていて、藤君はそれを指差しているらしい。
僕は茶葉の名前を右端から確認していく。

「あ…」

“明日葉”
一番左に書かれているそれを、藤君は指でなぞった。

「ちょっと感動」
「感動って…」

その後、藤君はそのお茶をお買い上げ。
僕はというと、やはり気恥ずかしくなって、でも嬉しくて。
藤君の方をまともに見れずにいた。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
爽健美茶の衝撃(笑)

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『善吉ちゃんが好きで』
『昔にも色々やってたんだけど』
『もうその必要もないよね。』
『善吉ちゃんの口から、好きだなんて聞けたんだから』

いきなり目の前に現れた球磨川は、そんなふざけたことを言い出した。
因みに、俺はそんな事を口にした覚えはない。

『あれ?』
『善吉ちゃんたら』
『照れてるの?』

球磨川が一歩、こっちに歩を進める。
それを皮切りに、俺は逃げた。全速力で。

『あはっ!』
『もしかして、追いかけっこしたいの?』
『じゃあ僕が鬼だね。』
『待っててね、善吉ちゃん!』

迫りくるその雰囲気を背中で感じながら、
長い長い鬼ごっこがスタートした。


------------
私の中の球磨川さんはナチュラルヤンデレ。
らいぞうの声が、離れない。
いっそ殴ってくれればいいのに!
ぞわりと肌が泡立つ快感。
うっとりするほど、綺麗な笑顔で
すんだ声で、君は言うんだ。
きらいだよ、三郎。
鉢雷書いてみた
地元は大雪です←









「雪だ」


君がそう言うのと僕の鼻に冷たい何かが当たったのは、ほぼ同時だった。


「知ってるか雷蔵」

「ん?」

「雪の結晶は、空の宝石なんだ」

「空の宝石?」

「空から降る宝石だ。」


あぁ、だから雪は綺麗なんだね。
チラチラ降り積もる雪は、宝石と言われてもまったく違和感無い。


「この宝石をこの手に取ることが出来れば願いが叶うんだ」

「おまじない?」

「私の作り話だがな」


君はそう言って宝石に手を伸ばした。
手の温度で、ソレは形を失い溶解する。

後にはただの水分が残された。
君はただソレを見つめる。


「どうかした?」

「…いや、これは無理だなと思ってな」

「…そうだね。人には体温があるから」

「それもそうだが」



私はこの手を離すことが出来そうにない。

君は僕の手を取り、握る。
生きてる温度を感じた。


モトタカ、冬の帰り道、シリアス


このまま2人、雪に埋もれてしまえばいいのに。

「…は?」
「…なんでも、ないです。」

馬鹿だな、俺は。
そんな事言って如何するんだよ?
俺は、彼の特別なんかじゃないのに。

「雪…酷くなってきたな。」
「そうですね。」

雪の中を貴方と歩く。
隣を歩く貴方を見た。
あぁでも、なんで貴方はこんなに遠いの?

ギュッギュッと、薄く積もった雪を踏みしめる音。
後ろには、貴方と一緒に歩いていた証拠の、足跡。
その足跡が、何時かは二つになってしまうのだと思うと、寂しくなる。
今でも、俺は貴方の後ろを追っているというのに。全然追いつける気がしない。

「お前さ、高校何処行くの?」
「え?まだ決めてませんけど…。」
「…そうか。」

雪がまた、強くなる。
元希さんが何を言いたいのか、いまいちよく判らなかった。
でも俺は、多分元希さんと同じ高校には行かないんだろうな、と思った。




(ねぇ、元希さん。俺はもう、貴方を追うのに疲れてしまったよ。)


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