キスしていいですか?
抱いてもいいですか?
可愛い君は何時だって“僕は可愛くないから駄目”と苦笑いするけれど、
君は知らない。君が部活で走る度、跳ぶ度に、視線が君に向かっている事を。
君は…とても綺麗に跳ぶんだ。細い綺麗な体で、高く高くへ跳ぼうとする。
こんなに綺麗で、可愛いのにね、君は笑うんだ。“僕よりもっと良い人がいるよ。”と言うんだ。
僕は思う。僕はきっと幸せ者だ。だってこの手に君を抱ける権利があるんだから。
僕は君の“一番”だと言える自信があるし、君への愛は誰にも劣らない。
だから、そんな悲しい事言わないでおくれ、僕の可愛い人。
番外な題名の無い物語第四話『悪友と喧嘩友達の違いを400時詰め原稿用紙三枚で説明せよ』
「…………………リーン」
「………………………………。」
前回のあらすじ
はい毎度お馴染み四人組、のサティスとデュードが命がけの大喧嘩を繰り広げている横でリーンとレックスはそれを場外観戦していました。以上
「お前、怒ってるだろ。」
「怒ってる、全然!」
「じゃあなんで俺に目を向けようともせずにチクチクと嫌がらせの如く初級魔術で攻撃してるんだ。」
「自分の胸に手当てて考えてみたらどう?」
おおっと、リーン君。怒ってはいません、キレています。
「…なんで怒ってるか…判るか?お前ら」
「さぁな。」
「ははは…」
レックスに至っては笑ってますが、さっきから氷が降ってたり火の粉が出てきたりで
常人の意識ではもう嫌になるであろうイジメレベルの嫌がらせが頻発しています。
「別に気にしなくても良いんだよ?君は存分に其処にいるオッドアイのツンデレ少年(喧嘩友達)と遊んでれば、僕はその方が良いんだけどな?厄介事も減るし。」
「待て、何時から人間が友達になった?」
サティスさーん。ツッコむ場所違いませんかー?
「俺もこんなボサボサの銀髪カスと友達になった記憶はないぞ?というかそんな奴と友達になる奇特な生命体っているのか?」
そこまで言うと失礼通り越しですね。
「俺も、こんな性格最悪なツンデレ野郎と友達には絶対なりたくねぇな。」
「「………………………………………………………………。」」
ドガガガガガガガ!!!!!!!!
あ~あ、また始った。
「…レックスさん。人間って何ゴミでしたっけ?」
「え…な…生ゴミ…じゃないかな?」
「じゃあ死神はどうなんでしょう?」
本格的にブチキレていますリーン君。
「今此処で纏めて片つけてしまった方利口ですよね?」
あ~、なんか後ろに黒いものが出てるよ。逃げた方が良いよね?よね?(レ○風)
そして四人の運命は!!次回!最終回『大掃除をして纏めたゴミを一気に捨てるのが好き!』お楽しみにっ!!
番外な題名の無い物語。第二話『彼?彼女?の憂鬱』
「…はぁ…」
ため息ばかりじゃ只でさえ不幸なのに幸せが逃げてきますよリーンさん。
「むかつくなこのナレーター。本当に絞めてあげたい」
ナレーター?のんのんこの世界の創造チームの一員でしてよ!
「えぇ…お前大してやって無いじゃん。翔魔さんは一個騎士団作り上げたし…玖珠玉さんなんか地図書き上げたんだよ?ぶっちゃけ、何やったか自分でもわかってないんじゃないの?」
ぎっくーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「図星じゃんか、何?やっぱ自分大した事無い駄目を100乗して二で割った後更に三倍したような感じの奴なんだな~…とか思ってたの?ははは、そうなの?」
計算方法が解んないけど…思ってた。
「まぁ…がんば。」
何?そのブァ○ァ△ンみたいな優しさ。
「微妙な優しさだね。」
「リーン、誰と話してるんだ?」
「駄目の塊」
「電波系になるなよ?俺ついていけなくなるから」
「じゃあ憑かないでよ」
そうだ、そんな微妙なリーン君に魔法をかけてあげましょう。
「?」
女体化を解いてあげようという粋な計らいでしてよ。腐腐腐…
ポンッ!
「…リーンの服?」
「おぉ~い」
それでは、僕はこの辺で…ドロンッ!!(何)
「…なんだ?」
「此処だよぉ」
「……下…?」
「あ、やっと気づいた。てか期待した僕が愚かだった事に今気がついてしまった…!!」
「…り○ちゃんサイズ…まぁ…良いじゃねぇか、少なくとも男だろ今。」
「△かちゃんサイズがどれだけ不便かわかんないの?服もないし、靴もないし…もぉ嫌だよ~!!」
果たして、リーンの服はどうなる!?次回!『男だけで人形の服探すの見るとやっぱ変質者?』こうご期待…しなくて良いと思います。はい…。