忍者ブログ
路地裏から行く不思議な世界にご案内
内部検索
お探しですか?
カルテ
HN:
箱豆腐
性別:
非公開
自己紹介:
病名:都会中毒、PC中毒、ゲーム中毒、妄想性

備考:最近ようやく世間慣れしはじめました。

早く大人になりたい一方子供で居たい矛盾で構成されてる。

内向的なので交友関係が狭く浅い。

内部接続先一覧
拍手、詳しいプロフ、本館への道
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「燈縁君。お誕生日おめでとう。」

俺様の目の前には可愛い可愛いみほるちゃんがいた。
春色の、桜模様の長いフレアスカートに、白いハイネックのセーターが、みほるちゃんの可愛らしさを引き立てている。

「もしかして、寝てた?」
「いやいや全然寧ろずっと起きてた。」
「え?ちゃんと寝ないと駄目だよ。」
「大丈夫大丈夫。さっきまで寝てたから。」
「ふふ、変な燈縁君。」

今日もみほるちゃんは可愛い。笑い声も笑顔も最高に可愛い。
何より嬉しいのは、春休み中なのに俺様の家を訪ねてくれたことだ。俺様幸せ。

「そだ。私ケーキ作ってきたの。」
「まじで。」
「だから、一緒に食べよ?」
「おk。ちょっと部屋片付けてくる。」
「うん。」

誰もいないリビングに走る。台所も片付けないといけないし、テレビの埃も払わなきゃいけない。
何より換気。閉めっぱなしはマズイ、んだと思う。
普段はあまり使わないから、散らかってるんじゃなくて埃まみれだったりするんだけどな。
みほるちゃんが俺様んち来るのは初めてだし、念入りにやらねーとな!



「お待たせ!上がって上がって。」
「おじゃまします。」

一人で此処まで来るのは大変だっただろう。何せ分かりにくい場所にあるから、迷子にもなったんじゃないだろうか。
俺様は台所に立ってお茶を淹れようとした。けど、みほるちゃんに止められた。

「いいよ私やるから。燈縁君のために、美味しいお茶を淹れたいの。」
「やばいみほるちゃん俺様幸せ過ぎる。」
「だから座って待ってて、ね?」
「はーい。」

こんな彼女を持てた俺様は幸せ者だ。





「どうかな。樋口君に教わりながら作ったんだけど。」
「すっごく美味いよ!有難うみほるちゃん。」
「えへへ。」

照れ笑いも可愛いなぁ。

「樋口君って燈縁君の事なんでも知ってるんだね。」
「ひっでーんだぜあいつ。俺の事“エイプリルフールに生まれたから人間として生まれたのも嘘なんじゃないか?”って言うんだ。慰めてみほるちゃん。」
「そっか。よしよし。」

頭をなでなで。これは嬉しい。

「そだ、みほるちゃん今日はなんか予定ある?」
「えっと、今日は特にないけど…。」
「良かったらこのあとデートいかない?」
「んー…いいよ。行こう。」

ktkr。フラグ成立。

「じゃあ着替えてくるから待ってて。」
「うん。」

俺様は急いで自室に向かった。
やっぱこの間買った服がいいな。うん。



恋は盲目猪突猛進

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

燈縁君は恋に関して盲目なので、みほるちゃんの不自然さに気がつきません←
飛鳥の発言はあながち間違いじゃないです。





PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[57] [56] [55] [54] [53] [52] [51] [50] [49] [48] [47]

Copyright 裏路地Alice All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material: Milky Way
忍者ブログ [PR]